知っておきたい似顔絵注文のキホン

これだけは知っておきたい似顔絵制作パターン

ネットで見られる似顔絵制作パターンには大きく分けると、

「フォーマット型」と「オーダーメイド型」の2種類の作成パターンがあります。
「フォーマット型」は人物用のポーズ、洋服のデザイン、文字や背景が
あらかじめ数種類デザインとして作成されておりそこに似顔絵として作成した
顔の部分のみを付け加えるというものです。

「オーダーメイド型」は字のごとくゼロからの作成するものです。

ウエルカムボード、サンクスボード、還暦などのお祝い似顔絵、これらをメインの似顔絵をして作成する業者さんの多くは「フォーマット型」で作成されておられます。
ネット上では、多くのお客さんはこの「フォーマット型」を似顔絵だと認識されている傾向が強く、オーダーメイド型の業者さんの存在は多く知らないと思います。
似顔絵の制作業者さんはこの2種類のタイプがあるということを知っておかれてください。

※最近は写真のレタッチ技術を使ってイラスト風に見せる似顔絵も多く見かけるようになりました。確かに写真が良ければ(可愛い女性の写真等であれば)、見栄えが良くなることも事実です。
しかし、その殆どは肖像権のことも謳わず、モラルを伴わない論外の制作パターンです。

それぞれの一般的な特徴について

「フォーマット型」
「オーダーメイド型」に比べると価格は安い傾向にあります。
完成が想像出来るので注文をしやすいという特徴があります。
顔以外はすでにデーターになっているため納品が比較的早いという傾向があります。
注意点は体型なども決まっているため違った感じになる可能性があります。
※最近は、顔と体型を描かれる業者さんも多くなっていますね。

「オーダーメイド型」
お客さんのためのデザインとなることも多く、贈る方も受け取る方も、一生の記念品となります。
選ぶ業者さんによっては大変クオリティーが高くなります。
業者の数がまだ、少ないので見つけづらい点があります。
完成図を想像することは難しいです。
※これからの傾向は、多くの描き手を登録した種々のフォーマット型でデーター納品の業者さんが増えて来ると思います。

それぞれにメリット、デメリットがあります。
必要性に応じて決められると良いと思います。

イラストレーターは似顔絵師ではありません

意外ですが多くの方が勘違いをしています。
絵を描くことを職業としていること人=似顔絵も描ける人、これは間違いです。
イラストレーターと似顔絵師は違います。
イラストレーターさんが手掛ける似顔絵は、デザイン的な要素においてクオリティーが高いものも多いです。
しかし、注意も必要です。
似顔絵をメインとしたイラストにおいては、その人に似ていない場合が多くあるという事実です。
デザインとしてのクオリティーは高いのに、似顔絵そのものが似ていないために全体のクオリティを低くしていることも多くあります。
イラストレーターは写真を元にしか似顔絵を描いたことがありません。
実際にお客さんを目の前にして似顔絵ライブをする似顔絵師とは、似顔絵を描く感覚自体が違っているのです。
あなたならどちらに描いて貰いたいですか?
私だったら、、、間違いなく似顔絵師に依頼します。

そして失敗をしないために、、、

ごく当たり前ですが、好きな似顔絵のタッチを探すことが大切です。
通常は、1社にひとつのタッチしかありません。
面倒くさいかもしれませんが、根気よくお好きな似顔絵のタッチを探してみてください。
※最近は、描き手が多数登録してタッチが選べる登録型のサイトが増えています。
但し、料金的には高いと感じます。

キャッチフレーズの真実

サイトを探しているとこんなキャッチフレーズによく出会います。
手描きの似顔絵を引き立たせるために
背景や衣装は鮮やかなデジタル画像で・・・
確かに魅力的なことばの響きがあります。
しかし、注意も必要です。
この業者さんの本音を言い換えると似顔絵に合わせて、背景なども手描きにしてしまうと膨大な時間がかかるために手抜きしましたということになります。
これで料金を高めにしているなら、あまりお勧めできません。

サイズ変更で損をする?

サイズについてはどこの業者さんもだいたい3種類(大・中・小)ご用意されています。
もちろん、大きいサイズほどお値段は高くなります。
この内容はデジタルで似顔絵を作成する業者さんであって、アナログの手描きで作成する業者さんには当てはまりません

ここで注意してみて欲しいのがその価格差です。
この差額が3,000円以上だと注意が必要です。

このサイズを変更したために反映される原価コストの違いは印刷代、額縁代のみです。
ワンサイズ位なら2,000円~3,000円程度、制作する時間は10分程も変わりません。

お客さんから必要以上の料金を取っている可能性が高いです。

以上ですが、いかがでしたか?

最後に私が考える良い似顔絵とは・・・
リクエスト等、何らかの要素が反映されている似顔絵が良いと思います。
世界に一枚、それだけで価値が違ってきますから。。。
そして、価格面でもメリットが感じられることです。
名刺などに使用する似顔絵とは違って、一生の記念品として残せるものとして。。。
似顔絵選択での失敗をなくし後悔しないものにして頂きたいと思います。